地域防災教育研究センター主催の「第4回鹿大防災セミナー」が5月30日(金)に開催されました。
このセミナーは、災害や防災に関連する研究の現状や教育・行政等の取組みについて発表する場として企画されましたが、同時にセンターの兼務教職員や関係する諸機関との交流を深め、防災対応での連携を強める契機となることも期待されています。
今回のセミナーには、鹿児島大学の教職員、いのちと地域を守る防災学Ⅰの受講生を含む学生および行政機関の方々など、50名の参加がありました。
本センターの火山災害分野の責任者である森脇広教授の開会挨拶に始まり、鹿児島県立博物館より坂本昌弥氏が、鹿児島県内にある21カ所の環境大気測定局でのSO₂ガス濃度データ等を用いて、「2001年~2012年の桜島火山ガス高濃度事象」について講演を行いました。
続いて森脇広教授が、「地形と環境,防災-鹿児島の低地を例として」と題し、1993年8月6日に起こった水害と甲突川周辺の地形環境を中心とした鹿児島湾奥沿岸の低地について講演を行いました。
それぞれの講演後には質疑応答も行われ、活発に議論、意見が交わされていました。
前回に引き続き、学外関係者からも講演に加わっていただき、教職員や関係機関双方の交流、相互理解を深める場となりました。
【坂本 昌弥氏の講演の様子】
【坂本 昌弥氏の講演の様子】
【森脇 広教授の講演の様子】
【質疑応答の様子】