地域防災教育研究センター主催の「第5回鹿大防災セミナー」が7月28日(火)に開催されました。
このセミナーは、災害や防災に関連する研究の現状や教育・行政等の取組みについて発表する場として企画されましたが、同時にセンターの兼務教職員や関係する諸機関との交流を深め、防災対応での連携を強める契機となることも期待されています。
今回のセミナーには、鹿児島大学の教職員、いのちと地域を守る防災学Ⅰの受講生を含む学生および行政機関の方々など、46名の参加がありました。
本センターの放射線分野の責任者である秋葉澄伯教授の開会挨拶に始まり、秋葉教授による、「福島原子力事故の経験をどう生かすか?」というテーマで、「福島での甲状腺調査」などのデータをもとに講演が行われました。
続いて垣花泰之教授が、「鹿児島県の緊急被ばく医療体制について」と題し、日本の救急被ばく医療の現状を、東海村臨界事故、福島第一原子力発電所事故のデータを用いて説明し、「川内原子力発電所」を有する鹿児島県の救急被ばく医療体制について講演を行いました。
それぞれの講演後には質疑応答も行われ、活発に議論、意見が交わされていました。
前回に引き続き、学外関係者からも講演に加わっていただき、教職員や関係機関双方の交流、相互理解を深める場となりました。
【秋葉教授の講演の様子】
【垣花教授の講演の様子】
【受講者の様子】
【質疑応答の様子】