9月18日(木)、地域防災教育研究センターに台湾経済部中央地質調査所 郭麗秋 地質資料組 科長ら4名の研究者の方々が研修にいらっしゃいました。
はじめに、浅野敏之センター長と下川悦郎特任教授による本センターの組織の説明が行われました。その後、台湾中央地質調査所の方々から「教育部門」、「地域連携部門」、「調査研究部門」の活動について質問があり、各部門の役割や活動実績を、浅野センター長、下川特任教授がそれぞれ答える形でディスカッションが行われました。さらに、1999年台湾地震の土砂災害や、2010年の奄美大島における豪雨災害、今年8月20日に発生した広島土砂災害などについて、調査研究の進展について意見交換を行いました。
次いで、場所を海洋波動実験棟に移し、「地震・津波室内実験システム」を見学しました。
津波が岸に打ち寄せる様子や模型建物周辺の流れの様子を観察していただき、津波が引き起こす流れの強さや建物に対する破壊力を実際に体感してもらいました。
台湾中央地質調査所の方は、実験システムに驚きながらも熱心にメモや写真を取っておられ、防災に対する関心の高さが伺えました。
台湾中央地質調査所の皆さんと最近の自然災害についての情報交換を行い、防災研究のあり方について共に考える良い機会となりました。
ディスカッションの様子
「地震・津波室内実験システム」見学の様子