地域防災教育研究センター主催の「第6回鹿大防災セミナー」が10月27日(月)に開催されました。
このセミナーは、災害や防災に関連する研究の現状や教育・行政等の取組みについて発表する場として企画されましたが、同時にセンターの兼務教職員や関係する諸機関との交流を深め、防災対応での連携を強める契機となることも期待されています。
今回のセミナーには、鹿児島大学の教職員、いのちと地域を守る防災学Ⅰの受講生を含む学生および行政機関の方々など、56名の参加がありました。
本センターの総合防災分野の責任者である井村隆介准教授が開会挨拶をして下さいました。初めに、鹿児島地方気象台防災気象官山下一実氏による、「気象台の発表する防災気象情報について」というテーマで、降水予測技術や防災気象情報、警報等の発表基準など詳しいデータのもとに講演が行われました。
続いてNHK鹿児島放送局ニュースデスク古川憲洋氏が、「指定公共機関としての防災・減災への役割」と題し、マスコミが防災時に果たす役割を、実際にニュースがつくられている現場などの映像を用いて説明し、あらゆる防災情報を正確かつ迅速に伝える使命についての講演を行いました。
それぞれの講演後には質疑応答も行われ、活発に議論、意見が交わされていました。
今回のセミナーは学生の参加が多く、学外関係者からの講演ということもあり、教職員や関係機関双方の交流、相互理解を深める場となりました。
山下氏の講演の様子
会場の様子
古川氏の講演の様子
会場の様子