地域防災教育研究センター主催の「口永良部島新岳噴火災害緊急対応」報告会が7月2日(木)に開催されました。
この報告会は、5月29日に発生した鹿児島県屋久島町口永良部島の新岳噴火に伴い、本センターとして、総合防災分野を中心とした今後の調査等の可能性について検討することを目的に開催したものです。
報告会には、鹿児島大学の教職員および学生のほか、鹿児島県、鹿児島地方気象台の方々を含め67名の参加がありました(マスコミ8社11名)。
本センターの教育部門長である岩船昌起特任教授が「災害応急対策支援活動 避難所運営と応急仮設住宅にかかわる助言」について講演を行ったあと、大学、行政の立場から意見交換が行なわれました。
報告ならびに意見交換後に、本センター長の浅野敏之教授、調査研究部門長の地頭薗隆教授から、今後の口永良部島への対応としては、避難者等に負担を掛けないということを大前提に、被害状況(把握と検証)、心理(災害心理、仮設住民のストレスケア)、復旧・復興(住宅、工場、農地、漁業、森林、観光、文化財等)、住民の生活再建、など、本センターとして、出来る限りのことを行っていくことの再確認と、今後の調査等の方向性が示されました。
(報告:総合防災分野責任者 黒光貴峰)