10月11日(日)稲盛会館にて、鹿児島大学地域防災教育研究センターと日本地形学連合の共同主催で「霧島山の火山ハザード~2011年を事例として~」と題する一般公開シンポジウムが開催されました。
このシンポジウムでは、2011年に発生した新燃岳噴火災害に焦点を当て、特に火山災害およびそれに起因して生じる土砂災害に係る自然的特性に注目して霧島山の火山ハザードを多角的に考察しました。
講演は、小林哲夫 名誉教授(鹿児島大学・火山地質学)、磯望 教授(西南学院大学・地形学)、地頭薗隆 教授(鹿児島大学・砂防学)、原田智史 次長(鹿児島地方気象台・火山物理学)の4名によって行われました。
その後の総合討論では、本センターの下川悦郎 特任教授と岩船昌起 特任教授の司会で、4名の講師の先生方の講演内容をもとに、質疑応答や意見交換が活発になされました。学会関係者や防災関係者だけでなく市民のみなさまも多く参加して下さり、今後、霧島山で想定される火山噴火に係わる多様な災害の可能性について考える貴重な機会となりました。