<第5回噴煙火山ガス研究会>
鹿児島大学地域防災教育研究センターでは、下記の要領で噴煙火山ガス研究会を開催いたします。研究会への参加は学内外のどなたでも可能です。興味のある方はご参加ください。(事前申込みは不要です。)
日時:平成27年12月11日(金)16:30~17:30
会場:鹿児島大学 産学官連携推進センター2階 共同研究室2
※前回と場所が異なります。(詳細・場所については→ こちら)
○講演題目: 活火山桜島における農業
○講演者: 冨永 茂人(かごしまCOCセンター特任教授)
○講演内容:
昭和47年頃までの桜島は「宝の島」と呼ばれていた。それは、桜島の北西部の扇状地(溶岩地帯でなく、地下水が豊富で水はけが良い)を中心にカ ンキツ類やビワなどの果樹や桜島ダイコンをはじめとする野菜の栽培が盛んで、農家一戸当たりの農業所得が鹿児島県内上位であったからである。その後、噴火の活発化による火山灰、火山ガスや噴石による被害、それに加えて高齢化や人口減少で農業は衰退した。しかし、最近では活動火山周辺地域防災営農対策事業(降灰対策事業)が実施されたこともあって、降灰や火山ガスで甚大な農作物被害を受けながらも、ビニールハウスなど防災施設の整備などによって「災害に強い克灰農業」が展開され、農業の停滞にストップがかかっている。桜島の特産農産物は世界で最も大きいダイコンである桜島ダイコンと世界で最も小さいミカンである桜島小ミカンおよびビワなどである。ここでは、桜島の活動が農業に及ぼす影響と昨今の桜島農業の現状について紹介する。
○今後の開催予定:12/25・1/15・1/29(全て金曜日)
噴煙火山ガス研究会*
*研究会は鹿児島大学「噴煙・火山ガス研究グループ」(代表者:教育学部木下紀正教授(現鹿児島大学名誉教授))により2000 年に開始されました。火山噴火に伴い放出される火砕物や火山ガスの形態、監視、社会への影響などについて、学術研究にとどまらず、火山地域で生活する住民や地域社会の防災力の向上について考える研究会です。