<第6回噴煙火山ガス研究会>
鹿児島大学地域防災教育研究センターでは、下記の要領で噴煙火山ガス研究会を開催いたします。研究会への参加は学内外のどなたでも可能です。興味のある方はご参加ください。(事前申込みは不要です。)
日時:平成28年1月15日(金)16:30~17:30
会場:鹿児島大学 産学官連携推進センター2階 共同研究室2
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(郡元キャンパスマップ30番・31番)
○講演題目: 火山噴火後の侵食と土砂流出
○講演者: 下川 悦郎(地域防災教育研究センター特任教授)
寺本 行芳(農学部 生物環境学科 地域資源環境学 准教授)
○講演内容:
火砕流による噴火が発生した雲仙普賢岳やインドネシア・メラピ火山を対象にして、火山砕屑物が火山の侵食と土砂流出に及ぼした影響について、検討した結果について紹介する。
話の概要は、以下の通りである。
① 火山噴火に伴って、火山に発達した流域の水文環境および侵食環境は激変する。
② ①に続き、火山砕屑物に被覆された流域内では侵食現象が活発化し、土石流による土砂流出が激しく起こる。
③ 火山噴火が沈静化しても、①、②の現象は長期にわたって引き続く。
④ ①~③の仕組みや原因について考える。
噴煙火山ガス研究会*
*研究会は鹿児島大学「噴煙・火山ガス研究グループ」(代表者:教育学部木下紀正教授(現鹿児島大学名誉教授))により2000 年に開始されました。火山噴火に伴い放出される火砕物や火山ガスの形態、監視、社会への影響などについて、学術研究にとどまらず、火山地域で生活する住民や地域社会の防災力の向上について考える研究会です。