※ポスターPDF(751KB)印刷用 (裏面は参加申込書です)
2014年広島市の土砂災害をはじめ、2013年伊豆大島の土砂災害、2012年九州北部豪雨災害、2010年奄美大島豪雨災害など、市町村においては難しい警戒避難対応に迫られる豪雨災害が相次いでいる。この背景として、時間的空間的に集中性の強い豪雨の発生が指摘されている。これらの災害事例では、危険を認知してから災害発生までの時間が短く、市町村の警戒避難対応に必要な時間を確保することが難しい。広島市や伊豆大島の土砂災害のように夜間に発生すると、警戒避難対応はいっそう難しくなる。その結果、市町村が避難勧告等の発令を躊躇する、あるいは被害の拡大を防ぐため後追い的に出すような事態が生まれている。
こうした豪雨災害から人的被害を抑えるための防災対応が強く求められている。本シンポジウムでは、情報の収集と分析、避難勧告等発令の意思決定、情報伝達、住民避難等、市町村自治体における警戒避難対応の現状と課題について整理するとともに、人的被害を抑えるための方策について議論する。
平成27年度 鹿児島大学地域防災教育研究センターシンポジウム
「2014年広島豪雨災害に学ぶ-警戒避難対応を中心に-」
【日時】平成28年2月20日(土) 13:20~17:00
【場所】鹿児島大学稲盛会館 (鹿児島市郡元1-21-40 郡元キャンパス)
【主催】本学地域防災教育研究センター
【共催】鹿児島地方気象台
<プログラム>
○開会挨拶 住吉 文夫 鹿児島大学理事(研究担当)
○基調講演 13:30~
「2014年8月20日広島市で発生した大規模土砂災害
-どうして多くの命が奪われる大災害になってしまったのだろう?-」
海堀 正博 広島大学大学院総合科学研究科教授
○討 論 14:10~
「警戒避難対応における気象情報の活用」
海老原 智 鹿児島地方気象台長
「鹿児島市の豪雨災害への対応(避難勧告支援システムの活用)」
木口屋博文 鹿児島市危機管理課長
「垂水市の警戒避難対応の現状と課題」
森 秀和 垂水市総務課安心安全係長
パネル討論 15:40~
パネリスト 海堀 正博 広島大学大学院総合科学研究科教授
海老原 智 鹿児島地方気象台長
木口屋博文 鹿児島市危機管理課長
森 秀和 垂水市総務課安心安全係長
永吉 信矢 垂水市自主防災連合会会長
○閉会挨拶 浅野 敏之 鹿児島大学地域防災教育研究センター長
【お申込み・お問合せ先】
※参加をご希望される方は2月17日(水)までに、「参加者氏名」「所属」「連絡先(E-mail・電話番号等)」をE-mail又はFAXでご連絡ください。 当日参加も可能ですが、会場や資料準備のため、できるだけ事前にお申込みください。
鹿児島大学地域防災教育研究センター
TEL 099-285-7234(直通)
FAX 099-285-8495
e-mail:bousai@kuas.kagoshima-u.ac.jp
http://bousai.kagoshima-u.ac.jp/