鹿児島大学地域防災教育研究センター(Research and Education Center for Natural Hazards)

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「第9回噴煙火山ガス研究会」が開催されます

2016-02-09

<第9回噴煙火山ガス研究会>

 鹿児島大学地域防災教育研究センターでは、下記の要領で噴煙火山ガス研究会を開催いたします。研究会への参加は学内外のどなたでも可能です。興味のある方はご参加ください。(事前申込みは不要です。)

日時:平成28年2月12日(金)16:30~17:30

会場:鹿児島大学 産学官連携推進センター1階 ディスカッションルーム
     ↑ クリックすると鹿児島大学のホームページへジャンプします。
     (郡元キャンパスマップ30・31番)

○講演題目: 気象庁の新しい降灰予報について 

○講演者: 古田 仁康(鹿児島地方気象台 観測予報火山班)

○講演内容:

 気象庁では、平成27 年3月より新しい降灰予報(Hasegawa et al., 2015)の提供を開始した。従来の降灰予報(新堀・他, 2008)は降灰範囲を伝えるのみであったが、近年の降灰予測技術の改善により、降灰量及び小さな噴石の落下範囲も予測することが可能となった。降灰量の予報を防災情報として有効なものとするために、一般住民の生活を主対象として情報体系等を見直した、 新しい降灰予報の特徴について紹介する。
 新しい降灰予報では、「降灰予報(定時)」、「降灰予報(速報)」、「降灰予報(詳細)」の3種類に分けて発表している。これは噴火発生の有無やとるべき対応行動によって求められる発表タイミングや予報内容が異なるためで、予測精度も考慮し、状況に応じ利用価値の高いものを適宜提供できるよう工夫している。
 こうした新しい降灰予報と実際に観測された降灰分布との比較や、利用状況なども合わせて紹介する。

噴煙火山ガス研究会*
 *研究会は鹿児島大学「噴煙・火山ガス研究グループ」(代表者:教育学部木下紀正教授(現鹿児島大学名誉教授))により2000 年に開始されました。火山噴火に伴い放出される火砕物や火山ガスの形態、監視、社会への影響などについて、学術研究にとどまらず、火山地域で生活する住民や地域社会の防災力の向上について考える研究会です。

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