※チラシPDF(876KB)印刷用 (裏面は参加申込書です)
2010年10月の奄美豪雨災害、2015年5月の口永良部島火山噴火災害など、薩南諸島(大隅諸島、トカラ列島、奄美諸島)では、最近、台風・豪雨や火山噴火による自然災害が相次いで発生している。この地域では、1813年の諏訪之瀬島噴火災害、1841年の口永良部島噴火災害、1911年の喜界島地震・津波災害、1990年の奄美大島台風・豪雨災害など、過去にも台風・豪雨災害や地震・津波災害、火山噴火災害などの自然災害の被害をたびたび受けてきた。口永良部島と諏訪之瀬島では、火山噴火によって住民は島外移住を余儀なくされ、島は長期にわたって無人島化したことがある。
社会インフラ、防災インフラの整備が遅れた島嶼地域で自然災害が発生すると、道路やライフラインが途絶し、集落は孤立する恐れがある。交通や通信、物資の輸送は途絶え、島民の日常の生活や医療等におおきな支障が出る。最悪の場合は、全島避難という重大事態に至ることもある。
こうした自然災害にどう備えるか、喫緊の課題である。災害が発生しても被害を最小限に軽減するための備えが求められている。本シンポジウムでは、自然災害に対する島嶼の防災の現状と課題を明らかにするとともに、防災課題を解決するための方策について、行政、市民を交えて議論する。
平成28年度 防災・日本再生シンポジウム 「島嶼の自然災害と防災」
【日時】平成28年11月26日(土) 13:20~17:00
【場所】鹿児島大学工学部建築学科01教室(鹿児島市郡元1-21-40 郡元キャンパス)
【主催】本学地域防災教育研究センター
【共催】一般社団法人国立大学協会(http://www.janu.jp/univ/festa/)
【後援】鹿児島県、鹿児島県離島振興協議会、NHK鹿児島放送局、MBC南日本放送、KTS鹿児島テレビ、KKB鹿児島放送、KYT鹿児島読売テレビ、南日本新聞社
<プログラム>
○開会挨拶 前田 芳實 鹿児島大学長
○来賓挨拶 山本 健慈 一般社団法人国立大学協会 専務理事
○講 演 13:30~
「薩南諸島の地震・津波・火山噴火」
中尾 茂 鹿児島大学大学院理工学研究科教授
「島嶼における災害時の情報通信網の課題」
升屋 正人 鹿児島大学学術情報基盤センター教授
「離島の防災対策」
平嶺 浩 鹿児島県危機管理局危機管理防災課地域防災監
○パネル討論 -島嶼の自然災害にどう備えるか-
話題提供 15:15~
「島嶼の自然災害における健康支援」
丸谷 美紀 鹿児島大学医学部保健学科教授
パネル討論 15:35~
パネリスト 奥田 敏文 奄美市総務部総務課長
岩切 平治 三島村副村長
平嶺 浩 鹿児島県危機管理局危機管理防災課地域防災監
中尾 茂 鹿児島大学大学院理工学研究科教授
升屋 正人 鹿児島大学学術情報基盤センター教授
丸谷 美紀 鹿児島大学医学部保健学科教授
○閉会挨拶 浅野 敏之 鹿児島大学地域防災教育研究センター長
【お申込み・お問合せ先】
※参加をご希望される方は11月18日(金)までに、「参加者氏名」「所属」「連絡先(E-mail・電話番号等)」をE-mail又はFAXでご連絡ください。 当日参加も可能ですが、会場や資料準備のため、できるだけ事前にお申込みください。
鹿児島大学地域防災教育研究センター
TEL 099-285-7234(直通)
FAX 099-285-8495
e-mail:bousai@kuas.kagoshima-u.ac.jp
http://bousai.kagoshima-u.ac.jp/