地域防災教育研究センター主催の「第14回鹿大防災セミナー」が12月22日(木)に開催されました。
このセミナーは、災害や防災に関連する研究の現状や教育・行政等の取組みについて発表する場として企画されましたが、同時にセンターの兼務教職員や関係する諸機関との交流を深め、防災対応での連携を強める契機となることも期待されています。
今回のセミナーには、鹿児島大学の教職員および学生のほか、鹿児島地方気象台の方々を含め30名の参加がありました。
本センターの水害・土砂災害分野責任者である安達貴浩教授(理工学域工学系)が開会挨拶に続いて、「川内川流域における地域防災力向上のための研究」について、齋田倫範准教授(理工学域工学系)が「平成18年7月豪雨時の降雨の時空間分布が川内川の水位上昇速度に与えた影響について」、それぞれ講演を行いました。最初の講演では、川内川流域における治水対策の概要、ならびにアンケート調査や水防災学習プログラムの成果が紹介されました。また、次の講演では、分布型流出解析モデルならびにそのシミュレーション結果が紹介されました。
講演後には質疑応答も行われ、活発な議論・意見が交わされ、教職員や学生、防災関係機関との交流・相互理解と連携につながる場となりました。
【安達貴浩教授の講演の様子】
【齋田倫範准教授の講演の様子】