※チラシPDF(5.99MB)印刷用 (裏面は参加申込書です)
2016年4月14日に始まった一連の熊本地震は、熊本県を中心に深刻な被害をもたらした。地震による強い揺れは、広い範囲で建築被害や土砂災害などを引き起こした。海溝型地震・津波による2011年東日本大震災とは被害の様相が大きく異なっている。
隣県である鹿児島県およびその周辺では、内陸においては過去に1914年桜島地震 (M7.1)、1964年えびの地震 (M6.1)、1997年鹿児島県北西部の地震 (M6.6, M6.4) 等が発生し、大きな被害を出している。将来も同様に内陸の地震が発生することが予想される。また、熊本地震被災地との共通点として、火山噴出物によって形成された地形や地盤、そこに建造された建物や道路・橋梁等、が挙げられる。さらに地震に対して住民の危機感が薄かったことも共通している。今回の熊本地震は人ごとではなく、学ぶべき教訓が多い。
本学においては、多くの教員が熊本地震に関する調査・研究活動に取り組んでいる。総合大学らしく分野も多岐に渡っている。本学教員のこうした活動を地域住民に知っていただくとともに、得られた知見や教訓を伝え、地域防災に貢献することを目的として、活動報告会を開催する。また、熊本大学から山成實教授をお招きし、熊本地震による建築被害とその教訓についてご講演をいただく。
防災シンポジウム 熊本地震に関する鹿児島大学の活動報告
【日時】平成29年4月8日(土) 13:30~16:45
【場所】鹿児島大学稲盛会館(キミ&ケサメモリアルホール)
鹿児島市郡元1-21-40 郡元キャンパス
【主催】本学地域防災教育研究センター
<プログラム>
13:30~ 開会挨拶:研究担当理事
13:35~ 趣旨説明:小林励司(理学系 准教授)
13:40~ 招待講演:平成28年熊本地震による被災建築から得られる教訓
山成實(熊本大学 教授)
14:10~ 2016年熊本地震の活断層:井村隆介(理学系 准教授)
14:30~ 2016年熊本地震のGNSSによる余効変動観測:中尾茂(理学系 教授)
14:50~ 前半質疑応答
15:00~ 休憩
15:10~ 熊本地震による土木構造物の被害:小池賢太郎(工学系 助教)
15:30~ 2016年熊本地震による土砂災害:地頭薗隆(農学系 教授)
15:50~ 2016年熊本地震による農地・農業用施設の被害:平瑞樹(農学系 助教)
16:10~ 熊本地震後の資料保全活動について:佐藤宏之(教育学系 准教授)
16:30~ 後半質疑応答
16:40~ 閉会挨拶:浅野敏之(地域防災教育研究センター長)
【お申込み・お問合せ先】
※参加をご希望される方は3月31日(金)までに、「参加者氏名」「所属」「連絡先(E-mail・電話番号等)」をE-mail又はFAXでご連絡ください。 当日参加も可能ですが、会場や資料準備のため、できるだけ事前にお申込みください。
鹿児島大学地域防災教育研究センター
TEL 099-285-7234(直通)
FAX 099-285-8495
e-mail:bousai@kuas.kagoshima-u.ac.jp
http://bousai.kagoshima-u.ac.jp/