第16回鹿大防災セミナー(地域防災教育研究センター主催)が6月23日(金)に開催されました。本セミナーには、本学の教職員や学生のほか、鹿児島地方気象台など学外の方々を含め、43名の参加がありました。
初めに、本センターの柿沼太郎准教授(地震・津波災害分野責任者、理工学域工学系)の開会挨拶が行われ、引き続き、海洋土木工学の視点から二つの講演がありました。
木村至伸准教授(理工学域工学系)は「累積的損傷を受ける構造物の対震性能評価」と題して、構造物の耐震設計について解説するとともに、平成16年の新潟県中越地震や平成28年熊本地震のように、本震とそれに引き続いて発生する余震によって累積的損傷を受ける構造物の耐震性能評価の手法について話しました。
酒匂一成准教授(理工学域工学系)は「地震による地盤災害~液状化と斜面崩壊~」と題して、液状化の被害事例やメカニズム、対策について解説するとともに、地震による斜面崩壊の発生事例について紹介しました。
それぞれの講演後には質疑応答も行われ、活発な議論・意見が交わされました。
【木村至伸准教授講演の様子】
【質疑応答の様子】
【酒匂一成准教授講演の様子】