7月11日(水)、鹿児島市のサンエールかごしまにて「学校防災研修会」(主催:鹿児島市教育委員会、共催:鹿児島県教育委員会)が開催され、本センター兼務教員である黒光貴峰准教授(教育学部)が「鹿児島特有の災害に備えた防災教育の在り方」と題し、講演を行いました。
この「学校防災研修会」は、鹿児島市内の小・中・高等学校をはじめとする教育機関の防災担当者等を対象として実施され、約200名の参加がありました。
黒光准教授は講演のなかで、市内の幼稚園・小中高等学校を対象に実施した「学校教育における防災への取り組みに関する実態調査」の結果報告を行い、現在の鹿児島市の教育機関における防災体制および防災教育の課題を提起しました。
また、自身の専門分野である家庭科における防災教育について、実際の模擬授業の映像を交えながら紹介し、今後は各教科における防災教育の授業計画をどのように練っていくか、また「防災」を中心とした各教科間の連携をどのように行うべきかについて考えていく必要があると話しました。
講演終了後には質疑応答も行われ、参加者は自身の所属する教育機関における防災について、意識を高めている様子でした。