平成29年10月10日(火)に桜ケ丘キャンパスにて、鹿児島大学医学部主催で文部科学省リスクコミュニケーションモデルの形成事業として福島県立医科大学医学部健康リスクコミュニケーション講座および鹿児島大学地域防災教育研究センター共催の福島県立医科大学出前講座「“ヘルスリテラシー”健康情報を読み解く力、伝える力」と題し、研修会が開催されました。
この会では、福島県立医科大学総合科学教育研究センター後藤あや教授によるハーバード公衆衛生大学院リマ・ラッド先生のアドバイスの下、ハーバード大学ヘルスリテラシー研究部門の研修指針を参考に構成された研修を展開してくださいました。
今回は、医学部の学生、大学院生に加え、教員からの20名の参加があり、ヘルスリテラシーの定義に始まり、日本人のヘルスリテラシー等についても話してくださいました。
そして、演習ではスマホアプリ「チュウ太の道具箱」を使って、文章のわかりやすさを測り、CDC(米国疾病対策予防センター)が開発したClear Communication Indexなどの指標を用いて実際のパンフレットを評価し、ヘルスリテラシー評価について具体的に学ぶことができました。学生には、今回の講演会で得られた知識を実習に活かし、健康情報を読み解き、さらには災害時にはわかりやすく対象に情報を伝えて欲しいと期待しています。
【後藤あや先生の講演と演習の様子】