第22回鹿大防災セミナー(地震火山地域防災センター主催)が3月14日(木)に開催されました。本センターの調査研究推進部門長 小林励司准教授(理工学域理学系)の開会挨拶に続き、四つの講演が行われました。
始めに、田松 裕一先生(医歯学域歯学系)は、「大規模災害時の歯科的身元確認業務について」と題して、身元確認を行なう際の歯科医師が行なう活動内容について報告がされました。続いて、升屋 正人先生(学術情報基盤センター)は、「災害時の情報伝達手段の整備」と題して、災害時の情報発信の伝達手段とそのシステムの内容について報告がされました。松井 智彰先生(法文教育学域教育学系)は、「桜島から噴出する火山灰に含まれる斜長石の構造状態について」と題して、実験方法とその採取した斜長石の構造についての説明をされました。最後に、小池 賢太郎先生(理工学域工学系)は、「熊本地震から見たこれからの土木の在り方」と題して、熊本地震における調査をもとに土木構造物の今後の課題や取り組みにについて報告されました。
セミナーには、教職員、学生のほか、鹿児島地方気象台等の学外関係者を含めて25名の参加があり、講演後は各講演に対して質疑応答があり、活発な議論・意見が交わされ、教職員や学生、防災関係機関との交流と相互理解、連携につながる場となりました。
【講演の様子/田松先生】
【質疑応答の様子/升屋先生】