鹿児島大学地域防災教育研究センター(Research and Education Center for Natural Hazards)

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「放射線に関する研修会」を開催しました

2019-02-20

 2019年1月13日に桜ケ丘キャンパスにおきまして、環境省と鹿児島県診療放射線技師会および本学地震火山地域防災センター共催の「放射線に関する研修会」が開催された。この研修は、原発立地県の診療放射線技師や医療職を対象にし、原子力災害時にどのようなことが起こるのか、そして、どのような放射線に関する健康影響があるのかについて学ぶための研修会でした。

 はじめに、奥野浩二先生(長崎大学病院)は、「原子力災害について」ご自身が実践した福島原発事故後の医療活動について、原子力災害発災当時の状況やその後の活動に至るまでの具体的な講義をされました。続いて、岩竹聡先生(長崎大学病院)の「原子力災害時の放射線による健康影響について」では、基礎的な説明から具体的な健康影響についての講義がなされました。最後の山田由美子先生(長崎大学原爆後障害医療研究所)からは、「原子力災害時の住民へのリスクコミュニケーション―事例検討―」と題して、講義があり、事例が提示され、参加者同士の熱心な意見交換、検討がなされた。

 今回は、放射線の基礎知識から住民への相談対応に至るまでの幅広い研修となった。研修会には、県下の診療放射線技師の皆さんや教職員のほか23名の参加があり、参加者からは来年度も是非とも開催して欲しいとの要望もあり、災害医療の関連職能団体との連携になる場となった。

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