第27回鹿大防災セミナー(地震火山地域防災センター主催)を11月4日(水)にオンラインで開催いたしました。本セミナーには、本学の教職員および学生のほか、国土交通省など学外の方々を含め、36名の参加がありました。
本センター調査研究推進部門長の寺本行芳准教授(農水産獣医学域農学系)の開会挨拶に続き、2つの講演を行ないました。
平瑞樹氏(農水産獣医学域農学系 助教)は、「原位置試験の材料パラメータを用いた有限要素解析」と題して、地盤の強度や透水性などに関する試験・実験や数値シミュレーションから、斜面崩壊の発生メカニズムの検討を行った結果などを報告しました。
続いて、伊藤真一氏(理工学研究科理学系 助教)は、「データ同化を用いた土中水分量の計測データに基づく不飽和浸透特性の推定」と題して、土柱法とデータ同化手法の組み合わせによって、簡易かつ短時間に不飽和浸透特性の推定が可能であることなどを報告しました
講演後は質疑応答があり、活発な議論・意見が交わされ、教職員や学生、防災関係機関との交流と相互理解、連携につながる場となりました。
講演の様子(平瑞樹氏) 講演の様子(伊藤真一氏)