今回、コロナ禍においてではありましたが、令和2年12月5日(土)14時00分から16時30分に、環境省と鹿児島大学地震火山地域防災センター共催により、防災ワークショップをオンラインにて開催いたしました。講師の先生は、公益財団法人 原子力安全研究協会放射線災害医療研究所の所長 山本尚幸先生、そして、同研究所の研究員 山口拓允先生に務めていただきました。福島の原発事故から10年近く経過した現在、原発事故についてもう一度振り返ることで、放射線の健康影響について整理してくださり、そして、もし原子力災害が起こったとしたらどのように対応すべきか防護対応について、とてもわかりやすく解説してくださいました。
初めてのオンライン開催ではありましたが、鹿児島県、鹿児島市、薩摩川内市の原子力防災関係者の職員の皆さんに参加いただくことができました。特に、今回は鹿児島市の自治会長さんにも参加いただくことができました。このように原発立地県とその関係自治体、そして、住民の方が揃って6名も参加してくださったことは大変意義深い防災ワークショップになったと考えます。鹿児島県の原子力防災対策は年々精錬されていきますが、本学地震火山地域防災センターでもますます地域の関係自治体と連携し、発展、充実に貢献していきたいと考えます。