第32回鹿大防災セミナー(地震火山地域防災センター主催)を11月29日(月)にオンラインで開催いたしました。本セミナーには,本学の教職員および学生のほか,学外の方々を含め,56名の参加がありました。
本センター気象水象地盤災害研究分野責任者の酒匂一成教授(理工学域工学系)の開会挨拶に続き,2つの講演を行いました。
佐藤宏之氏(鹿児島大学法文教育学域教育学系 准教授)は,「自然災害を想定した文化財保全オンラインワークショップの試み」と題して,自然災害の発生を想定し,どのように文化財保全をしていくかを検討するためのワークショップをオンラインで実施することの利点や具体的な実施例について報告しました。
続いて,齋田倫範氏(鹿児島大学理工学域工学系 准教授)は,「近年の豪雨に伴ういくつかの事象と関連する研究の取り組みについて」と題して,近年の豪雨に伴う川内川における河川水位の上昇率の特徴や肝属川における内水氾濫解析例などについて報告しました。
講演後は質疑応答があり,活発な議論・意見が交わされ,教職員や学生,防災関係機関との交流と相互理解,連携につながる場となりました。
講演の様子1 講演の様子2