地域防災教育研究センターは、津波災害に関する研究を発展させるため、新たに地震・津波室内実験システムを設置しました。
このシステムは、工学部海洋波動実験棟内にある長さ26m、幅14m、最大水深1.2mの平面水槽内に設置されたもので、実際の津波に近い模型孤立波を造波することができます。制御装置に数値を入力することであらゆるタイプの波をつくることが可能であり、水槽の一辺で津波を発生させ、海岸を模したもう一辺に押し寄せる波を確認することができます。
6月21日(金)には、模型の建物等を用いた津波のデモンストレーションが公開され、学内の教職員、学生、県や国土交通省の関係者ら約100名が参加しました。
本センターでは、今後、このシステムを活用し、地震・津波による被害区域の予測、構造物や海岸林による津波対策、津波に強い街づくり等の共同研究を行うことを考えています。
また、施設内では津波の流れを3D映像で体感することも可能となっています。
【手前:定点測定自走式台車】
【奥:津波造波駆動装置】
【津波造波駆動装置】
【参加者の様子】
【制御装置について説明を
受ける参加者】
【津波到達の様子】