11月9日(土)、志布志市文化会館にて、鹿児島大学出前シンポジウム「地震・津波に対する学校と地域の防災を考える」を開催し、一般(自治体、町内会、学校保護者、消防関係者等)、学生、学校職員など114名が参加しました。
はじめに、住吉 文夫 鹿児島大学理事(研究担当)が開会挨拶を行い、吉田 義博 鹿児島県教育庁保健体育課長、本田 修一 志布志市長による来賓挨拶が行われました。
続いて行われた報告の中では、家庭と地域が連携した防災教育の重要性や、継続的に取り組んでいく“つながる防災教育プログラム” についての提言がありました。
また、東日本大震災での津波映像を用いた解析から、堤防を越流した津波の実態について説明があり、そのうえで、浸水を想定した防災体制“多重防災型まちづくり”の必要性が強調されました。
次いで、緊急地震速報の仕組みについての紹介もあり、それを実際に利用した模擬訓練が会場の皆さんと行われ、普段から積極的に避難訓練を行いその時の行動を身につけておくことが重要であるとの説明がありました。
休憩時間には、通山小学校の児童の皆さんが、津波発生装置を基に自分たちで考えて作成した「牛乳パックを使った津波発生装置」を実演するなど、防災への関心の高さがうかがえました。
その後、「志布志地域での地震・津波防災力の向上を考える」と題したパネルディスカッションが行われ、自治体・防災関係機関の取り組みや学校における防災管理、また、志布志地域の防災力向上をどのように図ればよいかについて、様々な意見が出されました。
志布志市の学校関係者や地域の皆さんと最新の防災情報について共有し、防災の在り方について共に考える機会となりました。
平成25年度 防災・日本再生シンポジウム 鹿児島大学出前シンポジウム「地震・津波に対する学校と地域の防災を考える」を開催
2013-11-15