鹿児島大学では、8.6水害や昨年の奄美豪雨災害等に対し、その都度調査委員会を設置し、災害防止等の提案をして参りましたが、このたび、鹿児島県で発生する種々の災害(例:火山大噴火に伴う大震災等)に対応するため常設する施設として、「地域防災教育研究センター」を設置し、災害の実態把握としくみの解明、予測、防災教育、災害応急対応、災害復旧復興等の諸課題に全学的に取り組むこととし、6月29日、吉田浩己学長及び前田芳實研究担当理事、下川悦郎センター長(農学部教授)、関係教員が出席して記者会見を実施しました。
本センターは、時代とともに変遷し大規模化する災害に対応した地域防災体制の確立と、それを支える総合防災教育研究を推進することを任務として設立されたもので、センターは“調査研究部門”、“教育部門”、“地域連携部門”の3部門からなっており、現在全部局等から39名(教員37名、技師2名)が参画しています。
会見では、吉田学長から「センターにより、鹿児島の人々に鹿児島の自然現象や災害等についての正確な情報を発信するとともに、自治体や報道機関等と十分に連携し、協調し、地域の『安心・安全の社会』の構築のため、『地の拠点』としての役割を果たしていく所存です」と挨拶があり、続いて、下川センター長よりセンターの概要について説明がありました。
【連絡先】 防災教育研究センター事務室 099-285-7234(FAX兼用)