令和7年5月4日(日)10:15~10:30にMBC南日本放送でテレビ放送された「世界一の九州が始まる!」に鹿児島大学地域防災教育研究センター兼務教員の日隈利香助教(医歯学域医学系)が出演しました(九州のTBS系列であるRKB、NBC、RKK、OBS、MRTでも放送)。
この番組では、さまざまなジャンルで、「世界一」「オンリーワン」と誇ることのできる九州の魅力を紹介しており、今回は、「可能性は無限大!進化する段ボール」をテーマに、鹿児島県日置市に本社を置く「日之出紙器工業」が災害時の避難所の環境を改善することを目的に開発した、「段ボールベッド」が紹介されました。
国は、被災者の避難所における生活環境の整備のため、簡易ベッドを整備するよう地方自治体に求めており、段ボールベッドが注目されています。
番組の中で、日隈助教からは、衛生環境の見地から、阪神淡路大震災から30年経ったが体育館で雑魚寝という避難所の状況は変わらず、雑菌やほこりを吸い込むことで喘息、肺炎を起こしやすくなるという指摘がなされ、床から少し高くなっている段ボールベッドの設置は、雑菌、ほこりを吸い込みにくくなり、また、床からの直接の冷気が遮られることから、衛生環境の改善に有効であるとの話がありました。

(右:日隈助教、左:MBC村上隆二ディレクター(防災士))