防災・減災ワークショップが開催されました

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 鹿児島大学地域防災教育研究センターの兼務教員である黒光貴峰准教授(法文教育学域教育学系)、齋田倫範准教授、酒匂一成教授(理工学域工学系)の3名が、鹿児島市立玉江小学校に続き、9月2日(土)に鹿児島市立清水小学校で開催された「リビング防災・減災プロジェクト」にも参加しました。

 今回も小学生や保護者を対象に、サポート役として近隣住民のみなさんや鹿児島大学の学生が参加しましたが、初めて高校生(鹿児島高等学校)もサポート役を務め、自然災害から身を守る術を一緒に学びました。

 初めに、鹿児島市危機管理課から、雨が降ると街はどうなるの、川が溢れるとどのくらい水がたまるのなどについて8.6豪雨災害の映像も見ながら説明を受け、川が溢れなくても街が浸かることや、溢れた水は危険なことなどを学びました。

 続いて、鹿児島地方気象台によるワークショップでは、大雨災害から身を守るためには、①ハザードマップ等で地域の災害リスクを知ることや、②身を守る知識を持つことが大切との話の後、グループに分かれ、気象情報の推移に併せた行動を考える「避難行動ワークショップ」を体験、午後からは、日本赤十字社鹿児島県支部による「ハザードマップづくり」にも挑戦し、地元を知る住民の方々の応援も受けながら地域にどんな危険が潜むかなど地域の強さや弱さについて学んでいました。

 齋田准教授及び酒匂教授からは、1時間当たりの降水量や災害時の水流の速さなどについてクイズ形式で説明を受け、街に水が溢れた場合に取るべき行動を学んだあと、中庭に出てAR(拡張現実)ソフトを組み込んだタブレットを持ち、興味津々で水深や流速を自身で調整しながら浸水や洪水被害をリアルに体験し、水の怖さについて驚きの声を上げていました。

 一連の活動では、高校生や大学生が児童をサポートしながら討議を進め、発表にも付き添うなど微笑ましい場面も見られ、子供たちが討議した結果を一生懸命に発表する姿は印象的でした。

 最後に、黒光先生から小中高での防災教材として制作した「防災ノート」の紹介があったほか、課題や対応方法を問いかけながら今日一日の活動を振り返る中で、情報を収集して正しく認識し活用する力が重要、自然からは怖さだけでなく豊かさも感じ取ってほしいとの講評がありました。

 児童からは、めったに体験できないことを体験できて良かった、体験コーナーが面白かったなど疲れも見せず感激した声がありました。

避難行動ワークショップ
ハザードマップづくりでの発表
浸水等をリアルに体験
講評

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