地域防災教育研究センターでは、これまで蓄積された研究成果を地域ニーズも踏まえながら地域に還元する活動にも積極的に取り組んでいますが、県下各地の地域防災力の向上にさらに貢献できるよう、直接、自治体を訪問し、センターの概要、取組などを紹介するとともに、地域の抱える課題などを聴取し、センターの活動に反映させることとしています。
このため、センター事務局の田代と謝で今年度(2023年度)第2回目の訪問先として志布志市役所(本庁舎)を訪問し、災害・防災の関係部局である総務課危機管理室のみなさまと懇談を行いました。
冒頭、センターからリーフレットや地域で防災活動ができる教員を紹介した冊子、令和4年度事業報告書等を使い、センターの取組方針・実績、かねてから連携している鹿児島地方気象台の活動などを紹介し、センターや気象台の活用を呼びかけたほか、今年度に実施予定の防災シンポジウムや防災セミナーについても併せて紹介しました。
特に、防災シンポジウム(対面+オンライン)については、今年度初めてアウトリーチとして薩摩川内市で当該市のニーズも踏まえながら開催すること、防災セミナー(オンライン)では鹿児島豪雨災害から30年になるのを機に、地域防災の中核である自治体をはじめ地域住民のみなさまに災害や防災の基本を体系的・網羅的に学んでいただける内容としたことも紹介し、多くの参加をお願いしました。
なお、シンポジウム等については、一部不確定な部分があり、内容が確定次第、センターホームページにてご紹介する予定です。
その後、災害・防災に関して地域が抱える課題や、センター主催のシンポジウムの企画内容、防災士や地域防災推進員の現状、防災士資格取得ニーズなどについて意見交換を行い、有意なご意見をいただきました。志布志市のみなさまには、お忙しい中に参加いただき、お陰で顔の見える関係も構築でき、今後、円滑なやり取りができるものと思っております。ありがとうございました。
これからも、引き続き自治体を訪問し、センターの紹介や地域ニーズの把握、人的ネットワークの形成などを行ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。