津波防災ワークショップが行われました

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 鹿児島市立長田中学校では、これまでも地震・津波避難訓練を実施していましたが、より実践的な災害からの避難行動について学べるよう地域防災教育研究センター兼務教員(地域連携部門長)の黒光貴峰准教授(法文教育学域教育学系)と鹿児島地方気象台が連携して、令和6年11月11日に「津波防災ワークショップ」を行いました。

 今回のワークショップは、多くの生徒たちが対象であったことから、進行役の気象台職員がホスト会場で説明を行い、それを全7クラスにオンライン配信することとし、併せて質問しやすいように各クラスの担任教諭及び副担任教諭、黒光准教授と学生7名、気象台職員2名を、各クラスにサポート役として配置しワークショップを進めることになりました

 まず始めに、動画を用いて津波の発生メカニズム等の基礎知識や、気象庁から発表される津波警報等についての解説が行われたほか、地域の災害リスクを把握する手段として、ハザードマップの活用についても説明がありました。

 次に、生徒たちは、5,6名程度のグループに分かれ、生徒たちが海岸付近にいる時に大きな地震が発生したことを想定し、時間の経過と共に様々な場面に遭遇した場合の対応や行動を考え、さらには生徒たちが最適と考える避難経路を地図上に記入していきます。進行役からは、このように最適な避難経路を考えることが、いざという時には「自らが自らの命を守るための行動」に結びつくとの話がありました。

 今回のワークショップでは、自分や家族などの大切な人の命を守るためには「何を考え、どのように行動すべきなのか」などを楽しみながら学ぶ生徒たちの姿が印象的であり、関係者は、生徒たちの防災に関する知識や意識が確実に向上したと手応えを感じるとともに、センターと鹿児島地方気象台による連携した取組の成果を改めて確認できました。

 これからも、防災・減災のため、センターと鹿児島地方気象台が連携して普及啓発活動を続けていきます。

各クラスに津波の基礎知識の動画を配信している様子
大学生によるサポートの様子
生徒による発表の様子


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