令和7年度第2回地域防災リーダー養成講座が開催されました


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 去る10月4日(土)、5日(日)に令和7年度第2回鹿児島県地域防災リーダー養成講座が奄美市役所大会議室で開催されました。
 鹿児島県では、防災に関する実践的知識と技術を有し、地域における組織結成や防災活動等の指導的役割を担う人材を育成するため、地域防災リーダー養成講座を実施し、同講座を修了した方を地域防災推進員として認定しています。
 今回は25名が、自主防災組織や避難所での生活と備蓄、防災気象情報の利活用などの講義や災害図上訓練などを受講しました。

受講者の様子

 初日には、鹿児島大学地域防災教育研究センターの兼務教員である日隈利香助教(医歯学域医学系)が、「避難要支援者と個別避難計画の重要性」について講義を行いました。
 日隈助教は、南海トラフ巨大地震による被害想定について、奄美市では最大津波6mが発生する可能性があると言われており、津波が来るまでの間に要配慮者とその家族の安全をどう守るかが大切であるということや、要配慮者が必要とする支援には様々なものがあるため個別的災害対策が大切であるということを話されました。 
 また、自己判断、自立行動が難しい障がい者や要配慮者は常に他者の支援を必要とするが、災害時は周囲の人々も余裕が無く支援が手薄であり、食事やトイレ、寝ることすら困難となり不眠、体調不良を起こしやすいが、薬も手に入りにくい状態で、災害関連死の増加にもつながることから、災害時要配慮者支援が重要であると強調されました。
 さらに、個別避難計画書関係書類について、スライドをもとに具体的に説明され、その他、海外の取り組みとしてイタリアの災害支援についても説明されました。

センターとしては、今後とも鹿児島県と連携し、防災の取組を進めてまいります。

日隈助教の講義

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