2025年(令和7年)10月15日(水)、鹿児島大学 地域防災教育研究センター・地域連携部門長の黒光貴峰教授(法文教育学域教育学系)が、国土交通省 九州地方整備局 川内川河川事務所と共同で開発した「川内川水防災河川学習プログラム」に対し、2025年度グッドデザイン賞が贈られました。
■2025年度グッドデザイン賞
https://www.g-mark.org/gallery/winners/32481?years=2025
グッドデザイン賞は、公益財団法人日本デザイン振興会が、デザインの評価とプロモ―ションのため、1957年から開始した歴史ある事業で、形の有無に関わらず、人が何らかの理想や目的を果たすために築いた物事をデザインとして捉え、その質を評価・顕彰するものです。
本プログラムは、2006年(平成18年)7月の川内川流域の洪水を契機に、流域の防災力向上を目的として、教育機関・自治体・地域の協働により構築されました。
2012年(平成24年)には水防災学習教材集として体系化され、以降、川内川沿線の各自治体の小学校へ継続的に展開されてきました。2025年(令和7年)には、教育現場におけるICT教育の推進に合わせて、薩摩川内市版の学習プログラム(ICT)が開発され、現在、各小学校に展開されており、今後は、他の自治体向け学習プログラムの開発を検討予定とのことです。
■「川内川水防災河川学習プログラム」概要
https://www.qsr.mlit.go.jp/sendai/bousai_info/kyouzai/program/index.html
今回の受賞においては、児童が地域の河川や水害について主体的に学び防災意識や判断力を育むという目的、理科・社会・生活科等の各教科と横断的に学べる教材・授業案の整備、地域の実情に即した内容構成、体験的な学びの重視などが評価されました。



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