共通教育科目「いのちと地域を守る防災学Ⅱ」がスタート~防災士の資格取得をめざして~

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鹿児島大学地域防災教育研究センターでは、学生自身の防災力向上や地域防災に貢献できる人材を養成するため、共通教育科目の授業にて「いのちと地域を守る防災学Ⅰ」(前期:4月~8月までの15回)及び「いのちと地域を守る防災学Ⅱ」(後期:10月~2月までの15回)を提供しています。

 この科目は「防災士」養成の講座として日本防災士機構から認証されており、これらの単位取得及び別途、救命救急講習の修了証取得によって、防災士の資格取得試験を受験できるものです。

また、この科目は公開授業となっており、社会人も受講(授業料:前期・後期各1万円)できますので、社会人にとっても防災士資格を取得する機会になります。

 一連の授業を通じて、自然災害やその対策について正しい知識を持つと同時に、地方自治体や防災組織が現在行っている防災への取組や新しい技術を理解し、災害時には命を自ら守ることができ、かつ支援やボランティア活動を担うことのできる態度・志向性を獲得することを目的としています。

このため、様々な防災の視点から、鹿児島大学の教員だけでなく、鹿児島県や鹿児島地方気象台、公益財団法人原子力安全研究協会など実務の関係者も参画して授業を行っています。

 この科目の後期が、10月4日(水)にスタートし、履修申請した学生120名及び社会人2名が対面とオンラインにて受講しました。当日の授業では、本科目を総括する松成裕子教授(医歯学域医学系/(兼)地域防災教育研究センター防災教育部門長)が、①オムニバス形式(毎回講師が変わる)の授業であること、②災害に関わる情報を知り、新たな減災や危機管理の手法を身に付けることに重きを置いていることを話し、各回の講師を紹介しました。

 それに続いて、自分の身を守るために日頃から身の回りの備えを行い、防災・減災に関する知識と技能を習得し、絶えずスキルアップに努めることや、災害規模が大きければ大きいほど公的な救援活動が十分に機能するまでは日時を要することから、地域・職場での助け合いが大事と力説し、その後、受講生は、動画を視聴して防災士の活動や地区防災計画づくりについて学びました。

 最後に、松成教授は防災士の資格取得に積極的に取り組んでほしいと激励していました。

 なお、社会人の受講に当たっては、鹿児島大学高等教育研究開発センター生涯学習部門において公開授業のお知らせを行いますので、ホームページなどに留意されてください。

松成先生の話を真剣に聞く受講生(10月4日)

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