川端訓代 - 各教員の防災活動


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川端 訓代

Kuniyo Kawabata

総合科学域総合教育学系・准教授
専門分野:地質学・地球科学(断層岩岩石学)
所属学会:日本地質学会・日本地球化学会・日本地理学会
外部委員:鹿児島県環境審議会委員(温泉部会)


貢献可能な活動

地質巡検とは地質や岩体を実際に見学する野外実習(フィールドワーク)。防災啓発の上で重要となる地質学を学ぶ巡検、防災施設への巡検を行った。特に台湾はさまざまな活動的な地質帯へのアクセスも容易であり、防災の教育施設は日本より充実しているため過去には台湾地質巡検を実施したことがある。

地震、火山に関する一般向けの講義。サイエンスカフェかごしまにおいて「ラドンで覗く地下の変化」と題して地震予測についての歴史や、断層岩とはなにか?など研究内容を講演。

桜島は、常時観測火山として、リアルタイム映像観測、地震計、傾斜計、GNSS観測など様々な測定が実施されている。しかし、地下の直接的な物質の情報を得ることができる地下水や温泉水の観測は行われていない。このため桜島や姶良カルデラ周辺の地下水、温泉水を定期観測し、地殻変動との関わりについての研究を行っている。

活動実績例

                   
活動項目 対象者 場所 活動内容
サイエンスカフェかごしま サイエンスカフェ参加者 鹿児島大学 「ラドンで覗く地下の変化」としてラドン観測を中心に、地殻変動予測の歴史や、地震研究の歴史を講演した。
招待講演 Japan Geoscience Union Meeting 2023参加者 幕張メッセ 姶良カルデラ周縁に湧出する温泉付随ガス測定について発表
新聞記事 南日本新聞読者 南日本新聞 南日本新聞オセモコ面「サイエンスカフェ・ノート」に「ラドン 濃度測り地震の前兆さぐる」記事寄稿
国際共同研究 台湾国立中央大学/Academia Sinica 鹿児島大学 「地下水・温泉水中ガス濃度変動と地殻変動の関係解明に向けて」と題して台湾国立中央大学・台湾中央研究員・台湾成功大学の地震学分野の研究者との共同研究を行っている。
研究 鹿児島県 産業技術総合研究所の研究者と共同で2016年以降、姶良カルデラの温泉水について定期観測を行っている。

キーワード

地震、断層、地殻流体、温泉、ラドンガス

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