中学校技術・家庭科(家庭分野)における「郷土料理×防災食」授業(調理実習)を附属中学校と連携して実施しました

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 鹿児島大学地域防災教育研究センターは、鹿児島大学教育学部附属中学校と連携し、中学校技術・家庭科(家庭分野)において、防災の視点を取り入れた「郷土料理×防災食」の授業(調理実習)を2026年3月3日(火)に実施しました。

 本取組は、教育学部家政科 住居学・家庭科教育学研究室(黒光研究室)が、卒業研究として進めている「中学校家庭科における防災の視点を取り入れた授業開発」の一環として、食生活(災害時の食の備え・工夫)に焦点を当てて授業設計を行い、実践につなげたものです(担当:肝付さくら、指導:黒光貴峰 教授)。

 当日は、鹿児島の郷土料理「鶏飯(けいはん)」を中心に、災害時の制約条件(例:水が限られる/火力や時間が限られる/衛生・片付けの負担が増える等)をふまえながら、「一食を成立させる」ための献立構成や備蓄食品の活用(ローリングストック)について学習しました。調理実習では、鶏飯に加え、副菜として切干し大根、時間の範囲でデザート(黒糖きなこミルク寒天)にも取り組み、限られた条件下での工夫や協働の大切さを体験的に学びました。

 また、授業開発に先立ち、中学2年生を対象とした質問紙調査(2025年12月実施)を行い、生徒の不安や備えの実態、学習ニーズを把握しました。調査結果からは、災害時の食に関する不安が「水の不足」に強く結び付いていること、ライフライン停止時に一食を用意できる自信が十分でない層が一定数いること、「火を使わずに作れる一食」「少ない水で調理する方法」など具体的な学習ニーズが高いこと等が示され、これらを授業設計の観点(設計軸)として整理し、実践に反映しました。

 授業後の振り返りでは、「自分の生活に引き寄せて考えられた」「災害時の食や備えを具体的に想像できた」「限られた条件での工夫や協力の大切さに気付いた」など、学びの深まりをうかがう声が多く見られました。

 本取組の実施にあたり、ご協力いただきました鹿児島大学教育学部附属中学校の皆さま、とりわけ授業案・教材案に対して多面的かつ実践的なご助言を賜りました家庭科教諭の吉松さつき先生に、心より御礼申し上げます。

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