桜島の降灰ハザードマップ
地震火山地域防災センターでは、2次元移流拡散方程式を基礎方程式とする降灰シミュレーションモデルと、鹿児島地方気象台のゾンデ観測による実測の風向風速を使って、大正噴火級の大規模噴火を想定した桜島の降灰ハザードマップを作成いたしました。
この降灰ハザードマップは、2020年〜2021年の2年間を対象に、大正噴火級の大規模噴火が毎日起こると想定し、その48時間後の降灰堆積深を日毎に求め、その2年分の計算結果から地点別の最大堆積深を求めて作成されています。
降灰ハザードマップの作成手順のイメージ
降灰ハザードマップは、下記よりダウンロードできます。
※ファイルサイズ1.5MB
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「桜島の降灰ハザードマップ」(file:k2yearHM.pdf)
確率分布予測図
降灰リスクには、降灰ハザードマップで表されるような大きな被害を受けるリスクの他に、ある程度の災害を被る頻度が高いというリスクがあります。そこで2020年の1年間の降灰シミュレーション結果を利用し、堆積深が10cm,30cm及び50cm以上となる日数の分布を確率分布予測図として作成しました。確率分布予測図は、鹿児島県本土及び10cm以上の降灰堆積深が見込まれる17自治体(垂水市,鹿児島市,姶良市,鹿屋市,霧島市,曽於市,日置市,大崎町,南さつま市,志布志市,南九州市,薩摩川内市,東串良町,湧水町,肝付町,さつま町,いちき串木野市)を対象に作成いたしました。
確率分布予測図は、下記よりダウンロードできます。
※ファイルサイズ14.9MB, 2.9MB(低解像度)
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「確率分布予測図」(file: ss2020riskMap.pdf)
「確率分布予測図」【低解像度】(file: 2020riskMap.pdf)
自治体別診断票
確率分布予測図とGISを利用し、17自治体の災害リスクを自治体別診断票に整理いたしました。診断票は、最大堆積深による順位のほか、堆積深がそれぞれ10cm,30cm及び50cm以上となる対象エリア内の人口、65歳以上の高齢者数、医療機関数、医療機関の病床数、福祉施設数、福祉施設の入所者定員数を集計し、それぞれの項目について自治体の災害リスクを順位で示したものです。
自治体別診断票は、下記よりダウンロードできます。
※ファイルサイズ2.64MB
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「自治体別診断票」(file: 2020risk.pdf)