小池賢太郎 - 各教員の防災活動


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小池賢太郎

小池賢太郎

Koike Kentaro

理工学域工学系・助教
専門分野:コンクリート構造物の劣化・維持管理、防災教育
所属学会:土木学会、日本コンクリート工学会、セメント・コンクリート研究会、九州橋梁・構造工学研究会、色材協会
外部委員:土木学会(3Dプリンティング技術の土木構造物への適用に関する研究小委員会、国際関連小委員会)、日本コンクリート工学会(コンクリート構造物の長期性能シミュレーションソフト普及委員会、コンクリート工学年次論文査読委員会)等


貢献可能な活動

内閣官房の「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策」でも提言されているように、防災・減災を実現するためには、既存構造物が適切な災害耐性を有しているか点検・診断、維持管理する必要があります。我々は、当センターに加えて、鹿児島大学発のベンチャー企業である「一般社団法人 構造物診断技術研究会」とも連携し、国内外の構造物等の調査研究を行うとともに、県内構造物等の維持管理及び診断技術に関する相談窓口を設け、アドバイスや技術協力を行っています。

昨今の技術者不足や働き方改革を踏まえて、土木構造物の点検・診断、維持管理業務の効率化、省力化が求められています。こちらの活動についても、当センター、構造物診断技術研究会と連携し、構造物等の診断に関する技術開発、特許取得、および社会実装に向けた取組みを行っています。

2016年の熊本地震発生時には、橋梁および港湾構造物の土木構造物を中心に被害状況の調査ならびに被災メカニズムを調査しました。調査結果については、当センター報告書および日本コンクリート工学会、九州橋梁・構造工学研究会の関連学協会の調査委員会で報告した他、土木構造物の耐震設計に関する提言も行いました。

活動写真

活動実績例

活動項目 対象者 場所 活動内容
出前授業 高校生 県立加治木高等学校 人々の安心・安全・豊かな暮らしを作り、守るための、土木の役割と社会インフラ整備について講義にて紹介した。また、加治木高等学校が位置する姶良市を題材に、災害・防災に関するグループディスカッションを行い、学生が考える災害・防災対策について討議した。
シンポジウム 市民 鹿児島大学 複合災害や予測困難性を有する昨今の自然災害に対して、防災教育の向上を図るVR技術を活用した体験型防災教育システムの紹介を行った。また、パネルディスカッションでは、上記の内容に加えて、防災・減災における社会基盤構造物の維持管理の重要性、今後について討議した。

キーワード

コンクリート構造物、劣化、耐久性評価、点検・診断、維持管理、防災教育、VR技術

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